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茨城の給食サービス業者が破産、負債1億円

 【㈱帝国データバンク発】茨城の給食サービス業者㈲大華楼(日立市、成井克夫代表)が3月5日、水戸地裁日立支部から破産手続き開始決定を受けていたことが判明した。資本金300万円、負債は約1億円。
 同社は、昭和35年(1960)創業、昭和57年(1982)法人改組の給食サービス業者。日立市や高萩市、水戸市内にある病院や老人保健施設内で、自社調達した食材を調理し、給食配膳サービスを提供するほか、病院職員を対象とした食堂運営も手がけ、平成18年(2006)2月期には年売上高およそ2億71百万円を計上していた。
 しかし、人件費や設備費などの負担が重く収益性は低調に推移、厳しい資金繰りが続いていた。設備投資に絡む有利子負債も重荷となるなかで、近年は食材やエネルギー価格の高騰も重なり経営はさらに悪化。その後も抜本的な改善策を見出せず、事業の継続は困難と判断した。

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