産直通販サイト「食べチョク」を運営する㈱ビビッドガーデン(東京都港区)は5月23日、登録生産者を対象とした「米の実態調査」結果を発表した。それによると昨年9月現在の令和6年産米相対価格(60㎏22,700円)を38.4%が「適正な価格」と回答、米価高騰による利益還元を42.9%が「少し感じている」と回答していることが分かった。また令和6年産米の実感作況を42%が「少ない」と感じており、65.2%が「もう在庫がない」と回答。これに伴い今後の作付を33.9%が「増やす予定」としているものの、これを上回る55.4%が「変わらない」と回答している。調査は、登録生産者を対象として5月16~21日に訊いたもので、回答生産者数は111人。食べチョクでは「登録生産者数1万軒以上」を標榜していることから、回答率は1%程度とみられる。ただ食べチョク登録生産者は比較的兼業農家率が低いことから、この調査結果が稲作生産者の〝総意〟と捉えるべきではなさそうだ。





