㈱すき家(東京都港区)が展開する牛丼チェーン店「すき家」は4月3日、一部店舗を除く全店で24時間営業をとりやめると発表した。毎日午前3~4時の間、営業を休止し、集中的に清掃作業を行う時間を確保する。
「すき家」では今年1月21日、鳥取南吉方店で異物混入事件が発生。3月22日になって謝罪文と再発防止策を発表していた(既報)。3月28日には都内の昭島駅南店で再び異物混入事件が発生。翌3月29日になって経緯と対応を発表するとともに、3月31日午前9時から4月4日午前9時まで一部店舗を除く全店で一時閉店し、害虫・害獣の外部侵入、内部生息発生撲滅のための対策を行うとしていた(既報)。
今回の発表では、予定通り4月4日午前9時から約170店舗を除き営業を再開するとした上で、4月5日午前3時から一部店舗を除く全店で24時間営業をとりやめることを明らかにした。約170店舗では、引き続き店舗環境改善のための対策実施が必要と判断し、営業再開を延期。また当初から一時閉店の対象としていなかったショッピングセンターなどの店舗も、順次一時閉店し、清掃と害虫・害獣の侵入経路を塞ぐ対策を施す。
