米穀専門小売(お米屋さん)の仕入価格が「30%以上値上がり」しており、店頭の売れ筋は5㎏4,000~4,500円以上が主流になっていることが分かった。しかし売れ行きは3割が「減っている」。小売の全国団体である日米連(《一財》日本米穀商連合会)による「米の仕入れ・販売調査2025.1月アンケート」結果の続報。会員小売らを対象に1月14~23日に実施したもので、有効回答数は177。
それによると、昨年の端境期に比べ、昨年12月末の仕入価格は、74%が「30%以上値上がりした」と回答。「店頭米」の売れ筋価格帯は、41%が「5㎏4,500円以上」、32%が「5㎏4,000円以上」だった。しかし、店頭米の売れ行きは、33%が「減った」と回答している。
一方、中食や外食への販売を意味する「業務用米」となると、平均価格は40%の「㎏550円以上」、29%の「㎏500円以上」が中心で、「㎏600円以上」は14%にとどまった。しかし売れ行きは、47%が「減った」と回答している。
日米連調べ②店頭5㎏4,500円以上が売れ筋の小売
