止まらない米価高騰、昨年12月の店頭価格㎏600円目前

　米価高騰が止まらない。昨年12月の店頭価格が、㎏600円に迫る勢いだ。総務省は２月７日、昨年12月の家計調査結果を公表した。それによると「米」（２人以上の世帯全国１世帯１か月あたり）の平均価格が、㎏592.53円に達した。11月に500円台に到達したばかりだった。わずか１か月で600円目前に達したことになる。
　購入数量は４か月ぶりの前月比マイナスからプラスに転じ、支出金額も９か月ぶりの前月比マイナスからプラスに転じている。前年同月比では購入数量が減ったものの、平均単価が６割アップしていることから、結果的に支出金額も1.5倍を超えた。
　ただし前月比ベースだと、〝ライバル〟のパンは、購入数量が減ったものの、平均単価が上がったため支出金額を増やした。麺類は、平均単価、購入数量、支出金額いずれも前月比プラスを続けている。