コスパとボリューム求められた昨年のコンビニおにぎり

　（一社）おにぎり協会（神奈川県鎌倉市）は２月７日、「おにぎりサミット」の開催に合わせて「コンビニおにぎり人気調査」結果を発表した。それによると、令和６年（2024）のコンビニおにぎり市場では、「『コスパ』と『ボリューム』が求められた」と分析している。
　調査対象のコンビニチェーンは、㈱セブン‐イレブン・ジャパン、㈱ファミリーマート、ミニストップ㈱、㈱ローソンの４社。令和６年（2024）のコンビニおにぎりは、「原材料の高騰が続くなか、各社とも『価格を抑えつつ、満足感のあるおにぎり』を提供する戦略を強化。その結果、お手頃価格の定番商品と、ボリューム系の新商品が人気を集める１年となった」と指摘した。
　例として、セブン-イレブン「うれしい値！」の導入、ローソン「盛りすぎチャレンジ」の実施、ミニストップ「本体価格98円」シリーズの導入など。一方、ファミリーマートでは、「サンドおむすび」や「SPAM_Ⓡむすび」など、高価格帯のボリューム系おにぎりがヒット。「『安価なおにぎり』と『リッチなおにぎり』の二極化が進んだこと」も令和６年の特徴と括っている。

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