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新事業

幸南食糧が「全国ヤングファーマー集いの会」発足

 米穀販売業者の幸南食糧㈱(大阪府松原市)はこのほど、全国の稲作生産者が交流やネットワークづくりを出来るプラットホーム「全国ヤングファーマー集いの会」を発足させた(1月25日付)。令和12年(2030)までに会員数100団体達成をめざす。
 我が国農業界では、数十年前から高齢化・後継者不足が課題。なかでも稲作は、「近い将来、日本人の米の年間消費量を、生産量が下回る時期がやってくる」との複数の予測がある。このため幸南食糧は「未来にも当たり前にお米がある環境を作る使命を果たす」と標榜、「集いの会」発足に繋げた。具体的には以下の通り。
 ○ 全国若手生産者のネットワーク拡大とプラットホーム機能……若手生産者同士の交流の場となり、情報交換が常に可能となる
 ○ 産地視察や、勉強会、交流会の開催……プラットホームの仲間の圃場や施設視察を通したフィールドワークと、座学での交流
 ○ 消費者へ向けた、農産物の価値と魅力を発信するための取組みや、イベント開催
 ○ 肥料・資材等の共同仕入れ……コスト削減やロット問題の解決に繋げる
 ○ 安定的な出口の確保……販売開拓の支援や契約栽培など
 幸南食糧によると、去る1月25日のキックオフ会合に参加した若手生産者からは、以下の声が聞かれたという。
 「(当会に参加をして)全国の農家さんと出会い繋がる良いきっかけができた」
 「農業に対していろんな形で取り組んでいる方に出会えて刺激になる」
 今後「「農家同士の横の繋がりを強化し、意見交換を行いながら今後の農業経営に活かしていけることを期待したい。みんなで各々のふるさとの緑を守り、米の生産をずっと続けましょう」
 「各農家での課題や、取り組みの具体的事例を共有しあい、お互いに高め合っていきたい」

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