津南醸造㈱(新潟県中魚沼郡津南町)はこのほど、クラウドファンディング「CAMPFIRE」を通じた日本酒新商品「純米大吟醸 GO LUNAR」の販売を開始した(2月19日付)。目標額は50万円で、3月31日までの限定販売。
令和22年(2040)月面に酒蔵を造ることをめざし、宇宙空間での発酵技術の研究を進めるプロジェクト。その財源の一部に充てる。プロジェクトの発起人は、津南醸造の鈴木健吾代表と、フリーアナウンサーで自称〝宇宙キャスター〟の榎本麗美氏。
クラファンのリターン(返礼品)にあたる商品「純米大吟醸 GO LUNAR」は、プロジェクトで得られた知見をもとに醸したもの。あえて酒蔵好適米(酒米)ではなく魚沼コシヒカリを50%まで削り、「繊細で透明感のある味わい」を実現。微生物ユーグレナの力を最大限に引き出し、低温でじっくりと発酵させることで、「華やかな吟醸香」を際立たせた。さらにワイン樽で熟成させることで、「ワインにみられる風味」を加味している。180ml。クラファンでは、「GO LUNAR」だけでなく、「GO(郷)」シリーズの「GO TERRACE」と「GO VINO」との3本セットでリターンを構成する。

