今年に入ってからの飲食料品の値上げが、早くも1万品目を突破したことが分かった。㈱帝国データバンク(東京都港区)が2月28日に公表した定期調査結果(レポート)によるもの。それによると今年の値上げは、8月までの公表分で1万797品目に達している。年間で1万品目に達するのは4年連続。昨年の値上げ予定品目が1万品目に達したのは6月だったから、4か月も早いペースとなった。1回あたり平均値上げ率は16%。
帝国データバンクでは、「今年の値上げ品目数は、早ければ4月にも予定ベースで前年実績(1万2,520品目)を上回り、年間累計が2万品目前後に到達する可能性がある」としている。
月別値上げ品目数の推移(28か月推移、2月28日時点)

家庭用を中心とした3月の飲食料品の値上げは2,343品目で、値上げ1回あたり平均値上げ率は月平均17%。単月の値上げ品目数としては、3か月連続で前年同月を上回った。