コンビニチェーンを展開する㈱ファミリーマート(東京都港区)は5月6日、他商品製造の際に発生する食材の端材(切れ端)を使った新商品を発売する。食品ロス削減に向けた取組みの一環。
北海道と九州を除く全国のファミマ1万4,500店で発売するのは、おむすび「直巻 焼さば」(税別153円)。弁当の塩サバの切り身の切れ端を使った。使うサバの切れ端は約5tにのぼる。原料米は、コシヒカリとひとめぼれのブレンドを採用。サバの切れ端を使った商品の開発は初めてで、ファミマでは「今後も同様のサバの端材を使用したおむすびを定期的に発売していく予定」としている。

関東・甲信越と静岡の一部のファミマ約6,100店で発売するのは、「サーモン三昧丼」(税別554円)。こちらは、寿司などに使うサーモンを工場でスライスする際に発生するサーモンの切れ端を使う。〝三昧〟の意味は、同じサーモンでも、銀鮭スライス、銀鮭切り落とし、ハラス切り落とし、鮭トロ、漬けサーモンと多様なサーモンを使うことから。このサーモンの切れ端を使った「サーモン三昧丼」は、これまでも定期的に販売しており、ファミマでは「お客さまからは大変ご好評をいただいており、今後もスポットでの発売を続けていく予定」としている。
