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調査統計需給

一転反落の米糠流通量、5月は昨年11月並みに踏みとどまる

 搾油用原料(米糠)処理量、つまり米糠の流通量が増加傾向にあり、5月はやや減少したものの、昨年11月並みに踏みとどまったことが分かった。農林水産省が6月30日に公表した油糧生産実績調査結果によるもの。それによると5月の米糠流通量は3万3,038tで、前月比▲1.9%は反落、前年同月比▲10.0%は6か月連続落にあたる。
 植物油脂は、自給率わずか4.7%(令和5年《2023》)にすぎないが、国産原料の実に99%までが「米糠」で占められる。このため米糠の流通量は、主食用米の流通量とシンクロする存在と目されている。
 一方、5月の搾油用原料のうち「米」の在庫数量は1,433tで、前月比▲26.0%と急落し、前年同月比▲58.4%。低水準な傾向が加速した恰好だ。

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