全農(全国農業協同組合連合会、東京都千代田区)は6月30日、ANA(全日空=全日本空輸㈱、東京都港区)の協力下で米穀の航空輸送に向けた実証試験を実施した。
「新モーダルシフト」推進の一環として、ANA側が昼間便の空きスペースの有効活用を全農に提案したもの。埼玉県内の保管倉庫からトラック輸送した政府備蓄米(玄米)約12tを航空コンテナに積み替え、ANA475便の貨物スペースに搭載。午後2時45分に羽田空港を離陸し、午後5時25分に那覇空港に着陸した。空輸した玄米は、沖縄県内の精米工場で精米した後、県内の小売店などに出荷する運び。全農では、「今回の試験結果を検証した上で、今後の活用方法を検討していきたい」としている。



