大阪の泉大津市は6月30日、包括連携協定を締結している東洋ライス㈱(和歌山県和歌山市)の「金芽米」を、市民を対象に「特別販売」すると発表した。米価高騰を「非常事態」とみなし、「市民生活の安定を図る公共的目的」と説明している。令和6年産北海道ななつぼしを金芽米加工し、税込5㎏3,500円(送料別)で販売する。総販売数量は最大45t(5㎏×9,000袋)。7月1日から注文受付を開始した市内各自治会が窓口の共同購入、7月10日から受注を開始するオンライン販売、9月21日に開く市内イベントでの直売――の3ルートから選択できる。
泉大津市は今年1月、包括連携協定を締結している東洋ライスとの間で、「非常事態下における市民への金芽米の供給に関する覚書」を締結していた(既報)。金芽米は、東洋ライスが独自技術によって米粒表面に亜糊粉層を残した白米のこと。
