カーボンクレジット創出販売事業を展開するGreen Carbon㈱(東京都港区)は7月4日、アメリカの農業気候テクノロジー企業リグロウ社(Regrow Agriculture, Inc. ニューハンプシャー州ダーラム)と技術連携し、高品質なカーボンクレジット創出をめざすMOU(基本合意書)の締結に至ったと発表した。
Green Carbon㈱が展開する「Agreen」は、カーボンクレジット創出に向けたワンプラットフォームサービスで、創出するカーボンクレジットの創出量・収益のシミュレーションから、プロジェクト登録・申請・販売までを一気通貫で支援するもの。ただし排出量算定に関しては一部圃場での算出に留まっていた。一方、リグロウ社が保有するDNDCモデルは「農業由来の排出量を精緻に特定(予測)する技術」で、気象、土壌、農作物、農業活動のパラメータを入力すると、メタンガスなど排出量の算出が可能だ。今回のMOUを機にDNDCモデルと接続することで、「Agreen」で収集した全圃場データのCH4(メタンガス)、CO2(二酸化炭素)の算出が可能となる。
