〝ばかうけ〟など米菓の製造販売㈱栗山米菓(新潟県新潟市)は7月28日、一昨年11月から進めてきた物流改革の成果を発表した。それによると、トラックへの積載方法「パレット化」率60%、賞味期限の年月表示化率51%などにより、荷待ち荷役時間を平均3時間から1時間に短縮化に成功している。
◆ トラックへの積載方法の切替……今年5月現在、「ばら積み」から「パレット積み」への切替率が幹線便ベースで60%に到達。
◆ 賞味期限表示の年月化……今年6月現在、総出荷量の51%が年月表示品に。
◆ 荷待ち荷役時間の短縮……積み下ろし場所「バース」に予約システムを導入、パレット化による積載効率を向上、賞味期限の年月表示化によるピッキング作業の軽減、積み込み補助員を配置などの取組みを重ねた結果、平均荷待ち・荷役時間を3時間から1時間への短縮化に成功。
◆「新潟菓子メーカー物流研究会」への参画……新潟県内の菓子メーカー6社が共同し物流効率化をめざす研究会に参画中。
栗山米菓では今期の目標として、パレット化率80%、賞味期限の年月表示商品10品拡大、共同配送事例の増加――を掲げている。
