小泉進次郎農相は8月5日の閣議後定例会見で、同日夕刻に開く「米の安定供給等実現関係閣僚会議」の第3回会合が、「農家の方々の不安感を一定程度解消する意味で、一つのターニングポイントになるのではないか」との見解を示した。もともと米価高騰要因などの検証結果を閣僚会議に報告するとしていた。
また随意契約による政府備蓄米の受渡が遅れていることから、8月末までの販売期限を延長するよう求められていることに対して、「逆に延長すると新米の価格に影響してしまうというご意見もあって、様々だ」と指摘。その上で、「昨日からヒアリングを始めており、明日まで続けた上で、今後の方針に活かすつもり」としている。
一方、店頭価格(POSデータ)が10週間ぶりに上昇した点を「下げ止まりではないか」と質された小泉農相は、「上昇といっても40円なので、〝下げ止まり〟は言い過ぎ。〝踊り場〟に近いのではないか」と応じた。ただし、「ピークの5㎏4,285円から3,585円まで下がったのは備蓄米(放出)の効果で、これからも(備蓄米の)出庫量は増えてくるから、これがどのように影響するか、中止していきたい」とも。
小泉農相、8月5日の米関係閣僚会議が「節目になる」
