おこめ業界用語(リンク)
試験研究

農研機構が輪作シミュレーション・プログラム開発

 農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)は8月20日、水稲・麦・大豆の輪作体系の作業計画をシミュレーションするプログラムを開発したと発表した。
 ユーザーが入力した作付開始希望日、作目・品種(作付順)、作付面積などに従い、耕起、作付、刈取などの作業予定日を計算して出力することが出来る。これにより、複数の作目を組み合わせた輪作体系の作業カレンダーを作成できるようになる。事前耕起、作付作業や刈取作業の可否は、降雨に強く依存するため、プログラムでは過去20年の降水量データから日ごとの作業可能確率を算出し、降雨が作業能率に与える影響まで考慮する。また、いつ何haの作物が収穫適期を迎えるかを、作付情報と水稲・麦・大豆の発育予測モデルを用いてシミュレーションし、作業日の計算に用いる。

タイトルとURLをコピーしました