９月の飲食料品の値上げ品目数が、９か月連続の前年超えとなる1,422品目にのぼることが分かった。㈱帝国データバンク（東京都港区）が８月29日に公表した定期調査結果（レポート）によるもの。それによると、単月の値上げ品目数としては４か月連続で1,000品目超えとなった。また９か月連続の前年超えは令和５年（2023）２～７月を上回り、前月に続き最長記録を更新した。
令和７年（2025）通年の値上げは、11月までの公表分で２万0,034品目にのぼり、前年の通年実績（１万2,520品目）を60.0％上回った。２万品目を超えるのは令和５年（2023）の３万2,396品目以来、２年ぶりのこと。
帝国データバンクでは、「飲食料品における値上げは長期かつ恒常化する可能性が高いとみられる」、「10月の食品値上げ予定品目数が今年４月（4,225品目）以来となる3,000品目超えとなる見通し」とした上で、「今年の値上げ品目数が、飲食料品の値上げラッシュが本格化した令和４年（2022）の通年実績（２万5,768品目）に並ぶ可能性がある」としている。
月別値上げ品目数の推移（27か月推移、８月29日時点）
