農林水産省は9月1日、スーパーなどでの米の販売価格を、8月18日(月)~8月24日(日)の1週間で、前週比▲28円の5㎏3,776円と発表した。反落にあたり、今年2月3~9日週(3,829円)を下回る水準は変わっていない。販売数量比率のうち、安い随契米が53%から56%に盛り返し、高い銘柄米が32%から29%に抑えられたことで、平均を押し下げたものとみられる。これを同じ8/18~8/24週で比べてみると、下がったりといえど、「日経POS」3,749円と「小売店パネル」3,499円(既報)を、ともに上回るポジションに落ち着いている。
一方、「KSP-POS」による8/18~8/24週の販売数量は前年同週比▲20.2%。3週連続落した。前年比減少幅が20%台に達したのは昨年10月7~13日週(▲22.8%)以来のこと。いよいよ「値段が上がると売れなくなる」が具現化してきたか。


