清酒メーカーの稲とアガベ㈱(秋田県男鹿市)は9月2日、新商品「火折」の販売を開始した。「日本草木研究所」と共同開発したもの。従来の清酒原料である米と麹に、「日本草木研究所」が採取した4種の原生植物を加えて発酵させた〝クラフトサケ〟にあたる。
原料は、国産米と国産米麹に加え、アオモジの実、カヤの枝葉、ハナヨモギ、アカエゾマツの新芽。720ml、3,500円(消費税別)。全国の酒販店と公式オンラインストアで販売している。
「日本草木研究所」(東京都目黒区、主宰=《同》山伏)は、「日本全国の里山に眠る植生の『食材としての可能性』の発掘」を行う研究機関。今回、「火折」の原料に採用した草木も、「日本の山々に自生しながら、その秘められたポテンシャルを十分に知られていなかったもの」ばかり。
