サトウ食品㈱(新潟県新潟市)は9月10日、増収大幅増益の令和8年(2026)4月期第1四半期決算を公表した。原材料費や物流費の高騰を増収効果で吸収した結果、営業利益段階で6倍増益、経常利益段階で4倍増益。三菱食品株の売却に伴う特別利益5億46百万円もあって、最終益(四半期純利益)は6倍増益を計上している。
\ | 売上高 (前期比 増減率) | 営業 利益 (前期比 増減率) | 経常 利益 (前期比 増減率) | 四半期 純利益 (前期比 増減率) |
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令和8年(2026)4月期 第1四半期業績 | 89億41百万円 (+18.5%) | 8億64百万円 (+510.6%) | 9億74百万円 (+290.9%) | 10億67百万円 (+524.6%) |
令和7年(2025)4月期 第1四半期業績 | 75億48百万円 (+9.1%) | 1億41百万円 (▲26.6%) | 2億49百万円 (▲16.4%) | 1億70百万円 (▲25.0%) |
主力製品を中心に販売が堅調に推移し、包装米飯77億24百万円(+18.2%)、包装餅12億13百万円(+20.0%)ともに増収となった。なお「不安定な国際情勢による地政学リスクの影響、エネルギー価格の高止まり、人件費や物流費の上昇、金融情勢の変化や原材料価格等の高騰など、先行きの不透明な状況」を理由に、引き続き次期業績予想を「未定」としている。