米穀など包装資材・包装機械の製造販売業者のむら産業㈱(東京都東久留米市)は9月11日、増収大幅増益の令和7年(2025)10月期第3四半期決算を公表した。これに伴い通期業績予想を3~4割上方修正している。
\ | 売上高 (前期比 増減率) | 営業 利益 (前期比 増減率) | 経常 利益 (前期比 増減率) | 四半期 純利益 (前期比 増減率) |
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令和7年(2025)10月期 第3四半期業績 | 51億29百万円 (+7.4%) | 5億54百万円 (+38.9%) | 5億55百万円 (+38.0%) | 3億71百万円 (+43.9%) |
令和8年(2026)10月期 第3四半期業績 | 47億77百万円 (+7.4%) | 3億98百万円 (+10.9%) | 4億02百万円 (+12.2%) | 2億58百万円 (+13.5%) |
令和7年(2025)10月期 通 期予想 | 70億73百万円 (+7.0%) | 7億43百万円 (+47.2%) | 7億44百万円 (+45.8%) | 5億08百万円 (+49.8%) |
セグメント別では、包装関連セグメントが売上高44億42百万円(+9.6%)、営業利益5億00百万円(+34.1%)。「米価高止まりによる消費者の買い控えの懸念があった」一方、「期初の原材料価格高騰による価格転嫁や政府備蓄米放出に伴う資材需要に対応した」ことで、資材関係の売上高は堅調に推移。機械関係は、「鮮度保持ニーズに対応した販促強化が奏功した」ことに加え、コロナ禍で中断していた海外への販促を再開、タイとベトナム向けに納品している。物流梱包セグメントは売上高6億86百万円(▲5.0%)、営業利益53百万円(+108.6%)。大手通販会社が低コスト梱包資材に変更したことで減収が発生したものの織り込み済みで、利益面では計画通り堅調に推移した。