カーボンクレジット創出販売事業を展開するGreen Carbon㈱(東京都港区)はこのほど、フィリピン北部ルソン地方のパンパンガ州農業局との間で、稲作における温室効果ガス削減、カーボンクレジット創出に向けた協力に関するMOU(覚書)の締結を締結したと発表した。対象水田圃場にAWD(間断灌漑)を導入することで、メタンガス排出量の削減に繋げる。
フィリピン農業分野のGHG(温室効果ガス)排出量は年間およそ5,400万tで、うち水田からの排出は4分の1にあたる約1,300万tに達するため、排出量削減が求められている。Green Carbon㈱は今年1月からフィリピン国内でパイロット実証を開始しており、今回のMOUもその一環。令和12年(2030)までにフィリピン国内半分強にあたる100万haの灌漑水田でカーボンクレジット創出をめざしている。
フィリピン地方自治体と水田カーボンクレジット創出へ覚書
