農林水産省は9月29日付官報に、種苗法に基づく登録新品種を掲載した(登録日も9月29日)。イネでは以下の1品種で、輸出先国の制限対象品種としても公示されている。
ゆきみらい
新潟糯95号。新潟農業総合研究所作物研究センターが「東北糯161号」と「わたぼうし(新潟糯31号)」を交配した早生の水稲もち品種。米菓の加工適性が高いのが最大の特徴。岩塚製菓㈱(新潟県長岡市)などが契約栽培に取り組んでいる。新潟もち主力品種である「わたぼうし」の欠点である墨黒穂病の発生が多い点、「ゆきみのり」の欠点である割れ籾が多い点を解消することをめざして開発した。倒伏しにくく、施肥の多投により多収を確保でき、大粒に育つ。