牛丼チェーン「吉野家」を展開する㈱吉野家(東京都中央区)を傘下に持つ㈱吉野家ホールディングス(東京都中央区)は10月9日、増収増益の令和8年(2026)2月期第2四半期決算を公表した。
主幹事業である「吉野家」「はなまる」とも集客施策が奏功し、ほぼ計画通り増収。「米を中心とした原材料価格の上昇」が続いたものの、「増収に伴う変動費の増加を適切にコントロールしたこと」などにより、予想を上回る増益となった。これに伴い通期予想のうち売上高を据え置いた上で、利益面を上方修正。加えて第2四半期配当を1円増配し、期末配当予想も1円増配、年会配当予想を2円増配の22円としている。
「吉野家」「はなまる」合わせて国内38店、海外38店を出店した結果、今年8月末現在のグループ総店舗数は2,834店舗となった。このうち「吉野家」の店舗数は23増11減の1,271店。セグメント売上高739億11百万円(+11.3%)、セグメント利益37億06百万円(+15.0%)の増収増益に回復している。
\ | 売上高 (前期比 増減率) | 営業 利益 (前期比 増減率) | 経常 利益 (前期比 増減率) | 四半期 純利益 (前期比 増減率) |
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令和8年(2026) 2月期 第2四半期業績 | 1,104億46百万円 (+11.2%) | 44億38百万円 (+19.5%) | 48億02百万円 (+21.0%) | 26億44百万円 (+19.5%) |
令和7年(2025) 2月期 第2四半期業績 | 993億13百万円 (+8.4%) | 37億13百万円 (▲6.9%) | 39億68百万円 (▲8.7%) | 22億13百万円 (▲23.1%) |
令和8年(2026) 2月期 通 期予想 | 2,250億00百万円 (+9.8%) | 82億00百万円 (+12.2%) | 87億00百万円 (+8.8%) | 48億00百万円 (+26.2%) |