埼玉の加須市産米が、宇宙へ行くことが決まった。「加須宇宙米」を搭載したＨＴＶ－Ｘ１（新型宇宙ステーション補給機１号機）が10月21日午前10時58分頃、Ｈ３ロケット７号機でＩＳＳ（国際宇宙ステーション）に向けて打ち上げられる予定だ。
小型ライフサイエンス実験装置の開発や宇宙産業の活性化・新事業創出をサポートする㈱DigitalBlast（東京都千代田区）が、加須市と進めている「加須宇宙米プロジェクト」によるもの。加須産の種籾を数か月の間、ＩＳＳの「きぼう」（日本実験棟）船内で保管、その後、地球に帰還させ、加須市でブランド米を生産するという壮大なプロジェクト。
㈱DigitalBlastの堀口真吾代表取締役ＣＥＯが加須市出身で、「宇宙利活用を通じて地域活性化に貢献したい」との思いから加須市にプロジェクトを提案、実現したもの。生産される「加須宇宙米」を通じて、「加須の魅力を国内外に発信する」ことをめざす。
