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令和7年産米初9月の相対価格、史上最高値スタート

 農林水産省は10月21日、令和7年産米で初となる9月の相対取引価格・契約数量を公表した。それによると9月の全銘柄加重平均価格(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)は、前年同月比+14,195円の36,895円と、いきなり史上最高値でのスタートとなっていたことが分かった。これまでの最高値である今年5月の令和6年産米(27,649円)と比べても+9,246円と、大きく水をあけている。当時のスポット価格と比べても遜色ない水準で、これでは店頭価格5㎏3,000円台など実現できるはずもない。
 一方、9月の相対取引数量は16万0,287tで、前年同月比▲36.5%。前年同月といえば早喰いが始まった頃だから下回るのは当然としても、3割を超えて下回った事実を市場がどう捉えるか、注目される。

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