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【速報】鈴木農相「二度とやらない」値下げ誘導の備蓄米放出

 鈴木憲和農相は就任翌日の10月22日午後、初登庁した東京・霞ヶ関の農林水産省で初会見に臨み、「もう二度と価格を下げるために備蓄米は放出しない」「しかるべき時期に備蓄米の買い戻し・買い入れを実施する」「今後は『需要に見合った生産』が基本。結果的に『増産』になるよう努力するが、それは中期的な話」とブチ上げた。言ってみれば小泉農政の〝ちゃぶ台返し〟にあたる。少なくとも巷間囁かれていた「政府備蓄米の追加放出」の可能性は完全になくなったと言える。これで政府買入・買戻し時期を明らかにするようなら、相場への影響は必至だ。ちなみに米の指数先物は連日ストップ高を付けている。
 鈴木氏は今年6月、随意契約による政府備蓄米の放出を批判している。曰く、「本来国がやるべきことは備蓄米の放出ではなく、国民へ平等に行き渡る物価高騰対策だ。おこめ券の配布や現金給付などの対策をせず、備蓄米放出に踏み切っている今の農政に、私は疑問を覚えざるを得ない」と発言していた。

《会見内容は詳細後報》

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