福井県は10月31日、県産オリジナル水稲新品種「越南315号」の名称募集を開始した。
 「越南315号」は、福井県農業試験場が、「越南405号(えみのあき)」と「越南221号」の交配種と、「越南222号」を交配した早生の主食うるち品種。高温耐性というより高温登熟性に優れ、倒伏に強いのが特徴だ。ちょうど猛暑下だった令和5~7年産に実施した県内各地の実証試験でも高い品質を維持したため、県が奨励品種に採用している。来歴からして「ハナエチゼン」の親戚筋にあたることから、県では「越南222号」の特徴を「ハナエチゼン」との比較で表現する。例えば作期(収穫期)は「ハナエチゼン」と同じ8月中旬頃の早生。高温登熟性はハナエチゼンの「やや強」を上回る「強」など。
 このため今回は、「これまでにない素敵な名称案」と「ハナエチゼンが連想される名称案」の2種類を募集している。応募要件は特になく、誰でも応募できる。一人あたり応募数にも制限なし。締切りは11月30日。募集結果の発表は来年3月頃を予定している。命名者には、「越南315号」と「いちほまれ」各5㎏を贈呈する。応募はサイト上の専用フォームから。
福井県が県産オリジナル水稲新品種「越南315号」名称を募集
  
  
  
  新商品