総務省は11月7日、9月の家計調査結果を公表した。それによると「米」(2人以上の世帯全国1世帯1か月あたり)の平均価格が、前月比▲8.27円の㎏627.66円となった。5か月連続の下落にあたり、今年1月(㎏633.29円)を下回る水準となった。加えて9月の購入数量が大きく増加し、昨年10月以来の高水準に達した。これにより1世帯あたりの支出金額総額を押し上げ、前月比+48.5%、前年同月比+72.4%の5,011円となった。米の1世帯あたり支出金額が5,000円台に達するのは、少なくとも令和2年()以来の過去6年間で一度もない。これまでの最高額は今年4月の3,546円だったから、4,000円台すら飛び越えて最高額を更新したことになる。
総務省・家計調査結果「米」
| \ | 支出 金額 | 購入 数量 | 平均 価格 |
|---|---|---|---|
| 今年 9月 | 5,011円 | 7.98kg | ㎏627.66円 |
| 前月比 増減率 | +48.5% | +50.3% | ▲1.3% |
| 前年比 増減率 | +72.4% | +25.7% | +37.2% |
〝ライバル〟のパンは、前月比で平均単価が続落、購入数量と支出金額が反落。前年比では平均単価が続伸、購入数量と支出金額が反発している。麺類は、前月比で平均単価が続伸したものの、購入数量と支出金額は続落。前年同月比では平均単価が反発、購入数量は反落し、支出金額は続伸した。

