ＪＲ東日本グループは11月12日、駅ビルやエキナカなどの施設から排出される食品廃棄物を再資源化する取組み「農業リサイクルループ」の拡大を発表した。
㈱Ｊバイオフードリサイクル（神奈川県横浜市）が食品廃棄物から生産した肥料を利用して栽培された米「にじのきらめき」を、㈱ＪＲ東日本クロスステーション（東京都渋谷区）がＪＲ上野駅の飲食店に提供する。精米を担うのは㈱百笑市場（茨城県下妻市）で、食材としての提供先は、ＪＲ上野駅入谷改札外の飲食店「のもの居酒屋かよひ路上野店」。同店での料理としての提供は、11月20日から3週間程度になる見込み。
また㈱東北バイオフードリサイクル（宮城県仙台市）が食品廃棄物から生産した肥料を利用して栽培された米「ササニシキ」を、仙台ターミナルビル㈱（宮城県仙台市）が運営する商業施設に出店する飲食店に提供する。生産を担うのは地元農業者の「鈴木有機農園」で、食材としての提供先は、商業施設「エスパル仙台」内の飲食店「すし哲」。