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令和7年産米10月の相対価格、史上最高値更新37,058円

 農林水産省は11月18日、令和7年産米10月の相対取引価格・契約数量を公表した。それによると10月の全銘柄加重平均価格(運賃・包装代・消費税を含む玄米60㎏当り1等米価格)は、前月比+163円の37,058円と、史上最高値を更新していたことが分かった。下がり続けるスポット価格と真逆のベクトルとなっており、これでは店頭価格5㎏3,000円台など実現できるはずもない。ただ、まだ放出した政府備蓄米が行き渡りきっていないため、「高い新米」の売れ行きを抑えている恰好だ。
 一方、10月の相対取引数量は33万6,796tで、前年同月比+22.7%、前月比+110.1%。前月の倍以上の売れ行きであるだけでなく、早喰い真っ最中だった前年同月すら上回るという意外な結果となった。

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