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調査統計

農水省見通し、令和8年産酒米需要量+4%の7万8千~8万t

 農林水産省はこのほど、令和8年産酒造好適米の全体需要量を前年比+4%と微増の「7万8千t~8万tになる」との見通しを公表した。去る11月18日に公表したマンスリーレポートのなかで、「酒造好適米等の需要量調査」結果を明らかにしたもの。

 調査は今年8月、酒造メーカー1,228社(前年1,205社)を対象に実施したもの。数量ベースで73~74%(前年81~83%)を占める780社(前年711社)から回答を得ている。

 令和6年産は、8万~8万1千tの需要量推計値に対して、9万5千tの生産量推計値と、1万4千~1万5千tの過剰が見込まれるものの、生産・実需の関係者からは、「実際には集荷量のほぼ全てが酒造メーカーと結びついており、過剰感はない」との声が多いとしている。
 令和7年産の需要量推計値は7万5千~7万7千t。生産量(検査数量)はまだ明らかになっていないものの、前年調査で推計した令和7年産の推計需要量が8万2千~8万4千tだったことから、今度は不足感が生じる可能性を指摘している。

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