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「鳴子の米プロジェクト」活動記録本、発刊記念し書店頭で産米販売も

 (一社)農山漁村文化協会(埼玉県戸田市)は12月10日、農文協 編「つながるごはん つくり手と食べ手をむすぶ鳴子の米」を発刊した。宮城県大崎市の鳴子温泉地域で繰り広げられた「鳴子の米プロジェクト」の20年に及ぶ活動を記録したもの。A5判160ページ、税込1,760円
 鳴子温泉地域は、約1,200年前に開湯した温泉場だが、景気低迷などで近年は観光客が激減。加えて離農する農家が続出したため耕作放棄地が増加、鳴子温泉の農村風景も失われようとしていた。そこで「山間地の農を諦めず、鳴子の田んぼや農村風景、暮らしを守るため」地域一丸となって立ち上げたのが「鳴子の米プロジェクト」だ。

 作り手である農家と食べ手である消費者が向き合った様々な活動のなかで、5月下旬の田植え交流会、9月下旬の稲刈り交流会は定番化。オリジナル新品種「ゆきむすび」(東北181号)が誕生。「再生産可能な価格」を食べ手が事前に予約購入するCSA(地域支援型農業)も定着。平成21年(2009)には公式おむすび店「むすびや」がオープン。「おむすび権米衛立川店」では、「ゆきむすび」を使ったおむすびを販売している。
 書籍の刊行を記念し、東京と宮城の「書店で」令和7年産「ゆきむすび」(2合袋)の店頭販売も開始している。

「ゆきむすび」店頭販売 書店
東京紀伊國屋書店新宿本店
東京東京堂書店神田本店
東京ジュンク堂書店池袋店
東京農文協農業書センター
宮城丸善仙台アエル店
宮城くまざわ書店エスパル仙台店
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