サトウ食品㈱(新潟県新潟市)は12月10日、パック米飯商品と包装餅商品の値上げを発表した。ともに来年3月2日出荷分から実施する。値上げ幅は、「サトウのごはん」+11.4~13.2%、「サトウの切り餅」「サトウの丸餅」+16.1~16.7%。サトウ食品は今年、6月と10月にパック米飯を値上げ、3月と10月に包装餅を値上げしており、今回の値上げはともに3度目となった。
「原料費と資材費・物流費・人件費などの高騰」を値上げ理由にしているのも共通点だ。このうちパック米飯では「令和7年産うるち米の調達価格が、概算金の高騰に伴い10月の価格改定で見込んだ以上の高値で推移している」、包装餅では「令和7年産もち米の調達価格が、作付転換による生産量減少に伴い10月の価格改定で見込んだ以上の高値で決定している」と、JA系統に対する恨み節の滲むコメントも共通している。

