象印マホービン㈱(大阪府大阪市)は12月11日、インバウンド増を背景にしたツーリストモデル(海外仕様品)の圧力IH炊飯ジャー「豪熱大火力」シリーズ(NW-YQH型)を発売した。
ツーリストモデルならではの特徴として、まず海外の高電圧(220~230V)電源に対応しており、中華圏向けに「稀粥(きがゆ)」と「稠粥(しゅうがゆ)」2通りのお粥メニューを採用。日本の短粒種だけでなく、世界的な主流である長粒種にも対応、表示も多言語対応している。本体ボタンに英語と中国語(繁体字)を併記、日本語・英語・韓国語・中国語(簡体字)に対応したパネルシートも付属している。国内工場で組み立て、検品、梱包まで行った純正〝メイドインジャパン〟商品である点もインバウンド需要にアピールする。


ツーリストモデルとはいえ、「豪熱大火力」シリーズをベースに開発しているため、「大火力ユニット」を搭載。「大火力で炊飯し続けてもふきこぼれを抑えることが出来る」ため、「中パッパから沸騰維持工程で一気に大火力を加え、激しい対流を起こす。大火力で炊き続けることで米のアルファ化を促進、甘みを引き出し、芯までふっくらしたごはんが炊きあがる」触れ込みだ。
好みの食感に炊き分ける3通りの「炊き分け圧力」、発熱効率を高めた「鉄器コート黒まる厚釜」、おいしさ引き出す「うまみ圧力蒸らし」といった特徴も備える。加えて、毎回洗う点数は、外して洗える内蓋と内釜の2点のみ。
0.5~5.5合(0.09~1.0L)炊き「NW-YQH10」と1合~1升(0.18~1.8L)炊き「NW-YQH18」の2種をラインナップ。ともにオープン価格。
