おこめ業界用語(リンク)
需給

11月の米糠流通量、前月比▲12.9%反落の2万9,168t

 農林水産省は12月26日、11月の油糧生産実績調査結果を公表した。それによると搾油用原料(米糠)処理量、つまり米糠の流通量は2万9,168tとなった。前月比▲12.9%は反落、前年同月比▲10.7%は12か月連続落にあたる。明らかに令和6年産米の出回り後から、流通量が低迷している。令和6年産では生産量が少なかったから、令和7年産に入ってからは売れ行きが芳しくないから、と考えられる。
 植物油脂は、自給率わずか4.7%(令和5年《2023》)にすぎないが、国産原料の実に99%までが「米糠」で占められる。このため米糠の流通量は、主食用米の流通量とシンクロする存在と目されている。
 一方、11月の搾油用原料のうち「米」の在庫数量は1,137tで、前月比▲18.8%と続落し、前年同月比▲53.4%と10か月連続落した。

タイトルとURLをコピーしました