ただ、この間も米穀販売業者の間では、取引が続いている。売れ行きが鈍る=末端が捌けない以上、手持ち(在庫)がなくならないから、スポット市場では〝買い〟が鈍る。それでは困るので売り唱え(価格)を下げる、この悪循環が1月いっぱいくらいまで続くのが例年だ。 問題は今年、「縁故米シーズン」が終わったら、売れ行きが回復するのか否か、だ。令和7年産米をとりまく需給環境がジャブジャブ状態にあることは明白。にもかかわらず「高い」ことが、令和7年産米の売れ行きを鈍らせてきた。これらは別に業界関係者でなくとも、嫌というほど分かっているはずの事実だ。
下がり続けているとはいえ、スポット市場のパイはごく限られる。仮に安値で調達したとしても、その仕向け先は中食や外食などの業務用が優先される。量販店などの店頭価格に影響を与えるのは、我が国米穀流通の大宗を占める相対取引だ。
この相対価格が、なかなか下がってくれない。昨年9月から始まり、10月はあろうことか「上がり」、11月になって初めて下がったものの、スポット価格の凋落ぶりに比べれば「わずかに」下がった程度。原価である一次集荷価格(概算金)を割るわけにはいかず、例年より広めにとってあるアローアンス(概算金と相対価格の乖離幅)いっぱいが限界だが、一挙に下げれば原価割れに向けた暴落の引き金を引きかねない。 以上から、業界関係者の間では今、今週末か来週初めの公表が見込まれる昨年12月の相対価格が「どこまで下がるか」に熱い視線が集まっている。下がるのは分かっているが、さすがに今のスポット価格水準までは下がらない。しかし限りなく近づくほど急落するのであれば、途端にスポット市場の安値玉に〝買い〟が入る。間違いなく、ここが底値だと確信できるからだ。すると結果として――一夜にして令和7年産米スポット価格は反転急上昇を始めるはずだ。 ところがここにきて、大きく潮目が変わるもう一つの大きな可能性が浮上して...
このコンテンツの残り文字数 約906文字
この続きは 「有料記事341-43」 をご購入いただくと閲覧できます。
このコンテンツはご購入後、10日間(2026/02/04~2026/02/14)、閲覧いただけます。
クレジットカードまたはウォレット(電子マネー)でお支払い下さい。初回のみ登録が必要です。
価格 341円(税込)
決済はStripeを通して安全に処理されます。当サイトではクレジットカード情報を一切保持しません。
