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負債7億円弱で京都のキノコ業者が解散、神明子会社が事業承継

 【㈱帝国データバンク発】京都のキノコ類生産・加工・販売業者である瑞穂農林㈱(船井郡京丹波町、村居一也代表清算人)が昨年12月19日、京都地裁園部支部から特別清算開始命令を受けていたことが判明した。資本金1,000万円、負債は神明グループのユキグニファクトリー㈱(旧・㈱雪国まいたけ、新潟県南魚沼市)1社に対し約6億9,400万円。
 同社は平成13年(2001)設立されたキノコ類の生産・加工・販売業者。林野庁の補助事業である「平成13年度(2001)地域林業経営確立林業構造改善事業」として、タカラアグリ㈱(後にタカラバイオ㈱に吸収合併)、瑞穂町(現・船井郡京丹波町)、瑞穂町森林組合(現・京丹波森林組合)の出資により設立されたもので、「大黒本しめじ」「大粒丹波しめじ」のほかキノコ活性剤の販売も手がけ、平成31年(2019)3月期には年売上高およそ10億6,000万円を計上していた。
 しかし、他社のシメジとの価格競争に陥りやすく、設備投資に伴う借入金負担などが重荷となり、低採算から債務超過に陥っていた。平成31年(2019)3月には、親会社がタカラバイオ㈱から㈱雪国まいたけ(現・ユキグニファクトリー㈱、新潟県南魚沼市)に変更となり、タカラバイオ㈱から設備資金の債務免除を受け、財務内容の改善を進めていた。その後はユキグニファクトリー㈱のみを販路として、ユキグニファクトリー㈱経由で全国の大手スーパーなどに販売していたが、コロナ禍以降は原材料価格の高騰や人件費・運送費などの増加で経費負担が膨らみ、連続赤字を計上していた。ユキグニファクトリー㈱からの借入金で運転資金を賄っていたものの、業績の立て直しは困難と判断し、令和7年(2025)8月1日ユキグニファクトリー㈱に全事業を譲渡し、瑞穂農林㈱は同年9月30日開催の株主総会の決議により解散していた。
 なお、当社の事業はユキグニファクトリー㈱が承継し、現在も営業を継続中。

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