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需給

去年の外米輸入「ほぼ倍増」

 財務省が1月29日に公表した輸入通関実績によると、令和7年(2025)累計の外国産米(枠外)輸入量が9万6,834t、127億8,819万6千円にとどまったことが分かった。無関税で入ってくる主食用外国産米のWTO(国際貿易機関)枠10万tには及ばなかったものの、昨年は輸入米が「ほぼ倍増」したことになる。また枠外輸入は、ほとんどゼロに等しかった前年に比べれば、数量で95倍、金額で73倍を超える結果となった。

精米の枠外輸入量(昨年12月)

数量金額
韓国33t1,197万7千円
中国100t1,293万4千円
台湾474t1億1,548万2千円
ベトナム361t4,693万9千円
タイ48t373万2千円
インドネシア20t300万4千円
ミャンマー25t488万3千円
インド319t5,813万0千円
スリランカ45t669万7千円
バングラデシュ16t402万8千円
イタリア6t766万7千円
アメリカ2,415t3億4,949万4千円
オーストラリア2t87万0千円
合計3,864t6億2,583万7千円
※12月は籾、砕米での輸入はゼロ。玄米ではベトナムから2t(26万4千円)のみ。

 日本の米の場合、高い輸入関税(㎏341円)が設定されているため、国家貿易で入ってくるものを除けば、ほんの少量しか入って来ないのが通例だった。ところが国産米価格が高騰したことで、高い関税を払っても外国産米を仕入れたほうが安くあがる――そう算段した業者が複数いた模様で、昨年に入ってから倍々ゲームで枠外輸入量が急増してきた。ところが8月からは減少に転じていた。
 輸入は船舶輸送が一般的なため、契約から着港まで2~3か月のタイムラグがある。随意契約による「安い」政府備蓄米の放出が5~6月だから、8月からの輸入減少は「枠外輸入米では割に合わない」と勘定した結果と考えれば符合する。したがって「高い」国産新米の出回りが本格化し始めた9月に再び枠外輸入米の魅力が再燃、実際に入ってきた11月から再び枠外輸入量が増加に転じていた。

 12月も続伸し、単月だと3,868t(前月比+38.8%、前年同月比+3178.0%)、6億2,583万7千円(前月比+55.7%、前年同月比+2710.8%)となった。単純計算ではあるが、輸入額に関税(㎏341円)を上乗せすると、精米を㎏503円で仕入れることが出来る水準だ。同じ12月の国内相対価格を税別・精米換算すると㎏619円となるから、まだまだ〝お得な水準〟と言える。

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