農林水産省が1月30日に公表した令和7年産米の集荷・契約・販売数量(昨年12月末現在)によると、集荷数量と契約数量は前年比プラスを維持したものの、販売数量は前年比マイナスのままだったことが分かった。つまり高い概算金(一次集荷価格)のお陰で前年より集まり、その高い水準のまま契約を進めざるを得ないものの、高いがゆえ一向に捌けていない状況が続いている。
ただ契約数量の前年比増加率は、生産量の増加率(1.70㎜篩目幅で+15.5%、1.80~1.90㎜篩目幅+9.7%)を大きく下回っており、このため実数が前年を上回っているとはいえ、契約の進捗率となると前年を下回って推移している。販売の進捗率は、当然ながら前年を下回る。
民間在庫は出荷+販売で338万t(+85万t)。令和4年(2022)349万tと令和5年(2023)328万tとの間の水準だ。放出された政府備蓄米の在庫は合算しても2千tなので、「捌けていない」ことを裏づけている。このままいけば大量に余ることは確実な情勢だ。

