農林水産省は2月16日付官報に、種苗法に基づく登録新品種を掲載した(登録日も2月16日)。イネでは以下の2品種で、いずれも輸出先国の制限対象品種としても公示されている。
ICS6号
農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)と住友化学㈱(東京都中央区)が「関東244号(ほしみのり)」と「関東260号(とよめき)」を交配した中生の主食うるち。販売名(商標)「幸の栖(さちのすみか)」。縞葉枯病に対する強い抵抗性を備え、短稈で倒伏しにくいことから比較的多収な品種。大粒で良食味なことから業務用として期待を集めている。令和5年産の福井を皮切りに、令和6年産の茨城、新潟、令和7年産の滋賀と、徐々に産地を拡大しつつある。
みずほ姫
新潟の篤農家、髙橋秀隆氏が所有する交配種に、「コシヒカリ」を交配した中生の主食うるち。したがって全国的にも同氏のみ生産できる稀少品種となっている。「特筆すべきは『ミルキークイーン』のように、もっちりとした食感。粒はしっかりしていながら程よい弾力があり、強い粘りを感じられる。豊かな香りと複雑な旨味が広がる」との食味評価。アミロース含有率がやや低いものとみられる。稀少品種だけあって、ネット通販上、精米商品が5㎏6,900円という高値で売られている。
