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「清流のめぐみ」「令和誉富士」ら種苗法登録

 農林水産省は3月2日付官報に、種苗法に基づく登録新品種を掲載した(登録日も3月2日)。イネでは以下の4品種で、このうち「コシヒカリ駿河d63Gw」を除く3品種は輸出先国の制限対象品種としても公示されている。

清流のめぐみ

 せいりゅうのめぐみ。岐系207号。岐阜県農業技術センターが「てんたかく」(富山57号)と「岐系125号」を交配した早生の主食うるち。高温耐性と耐病性が高く、倒伏しづらい上、コシヒカリ並みの良食味が特徴。

広系酒45号

 ひろけいさけ45ごう。販売名は「萌えいぶき」。広島県立総合技術研究所農業技術センター、農研機構 西日本農業研究センター、全農広島県本部、広島県穀物改良協会、広島県酒造協同組合が共同で育成した。「改良雄町」と「西南136号」(なつほのか)を交配した晩生の酒米(酒蔵好適米)。全国初の「高温登熟耐性を備えた酒造好適品種」にあたる。平均単収(10aあたり収量)560㎏。「八反35号」に比べ、単収が100㎏近く多い。「短稈のため、倒れにくく作りやすい」との生産者評。

令和誉富士

 れいわほまれふじ。静系(酒)97号。静岡県農林技術研究所が「愛知酒117号」(夢吟香)と「YM310」(ガンマ線照射による山田錦の突然変異)を交配した晩生の酒米(酒蔵好適米)。静岡県のオリジナル酒米「誉富士」の進化系で、令和4年(2022)に県が奨励品種に採用した2代目品種。「誉富士」の特徴である「クリーンな酒質」を維持したまま、収量性や耐穂発芽性を改善した。短稈で倒伏しにくく、低蛋白のため雑味が少なくクリアな酒質に仕上がる。

コシヒカリ駿河d63Gw

 育成者はイネ遺伝子解析の専門家である静岡大学の富田因則教授。「コシヒカリ駿河」シリーズは、イネが持つ特性の原因遺伝子を同定し、「超多収・大粒・早晩生」などの特徴を備えた〝スーパーコシヒカリ〟の開発をめざすもの(プロジェクトリーダー:幸福米穀㈱)。「コシヒカリ駿河d63Gw」は、「コシヒカリ駿河d63」と「コシヒカリ駿河Gg」を交配したもの。

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