農林水産省は3月11日、令和8年(2026)4月期(令和8年4~9月)輸入小麦の政府売渡価格を、5銘柄平均で前期比+2.5%のtあたり6万2,520円に決定したと発表した。上昇は6期ぶり(3年ぶり)ではあるが、小幅にとどまったため、パンや麺など2次加工製品への影響はなさそう。通常、2次加工製品の価格に反映されるまで4か月ほどかかる。
日本の麦の自給率は15%程度で、大半を輸入に頼っている。このため輸入小麦は国家貿易となっており、今回決めた価格で製粉業者に売り渡し、ここから確保した小麦粉を原料に2次加工メーカーがパンや麺などの製品にして供給する流れ。
調達相手国はアメリカ、カナダ、オーストラリアの3か国にほぼ限られており、これらから輸入する5銘柄の平均輸入価格が目安になる。
| 銘柄 | 主な 2次加工用途 | 過去 5か年 平均の 輸入数量 |
|---|---|---|
| 1CW(カナダ産ウェスタン・レッドスプリング) | パン | 150万t |
| DNS(アメリカ産ダーク・ノーザン・スプリング) | パン、中華麺 | 71万t |
| HRW(アメリカ産ハード・レッド・ウィンター) | パン、中華麺 | 78万t |
| ASW(オーストラリア産スタンダード・ホワイト) | 日本麺 | 69万t |
| WW(アメリカ産ウェスタン・ホワイト) | 菓子 | 56万t |

