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もとい「なつひめ」、新潟米新品種名仕切り直し

 新潟県が令和8年産から本格デビューを予定している主食用米新品種の名称が「なつひめ」に決まった。農林水産省は3月25日付官報に、種苗法に基づく登録出願品種を掲載したもの。輸出先国の制限対象品種としても登録出願している。新潟県では当初、昨年11月21日付で「なつほなみ」を登録出願していたが、既存の登録品種と重複していたことが発覚、出願を取り下げていた(既報)。今回官報に掲載された出願日も、出し直しではあるものの昨年11月21日付のまま変更されていない。

 「なつひめ」(新潟135号)は、「東北192号」と「越南221号」を交配した主食うるちで、暑さに強く良食味が〝売り〟。決して多収ではないが、「一反歩(10a)あたり9俵(540㎏)を安定して獲れる」という。だが最大の特徴は、収穫期が「極早生」であること。新潟産米として最も早い品種で、「公式には『8月中に収穫できる』と言っているが、控えめな表現。お盆過ぎには刈り取りを終えられる」(新潟県)。つまり茨城あきたこまち、千葉あきたこまち、千葉ふさおとめ、千葉ふさこがねといった関東早場の業務用需要に〝殴り込み〟をかける狙いがある。最も早い新潟産米には、これまで「葉月みのり」があったが、柏崎市周辺に限定された品種のため作付面積が少ない。本格デビュー年である令和8年産では、いきなり約400haの作付を見込んでいる。

 幻となった「なつほなみ」は、昨年9月25日~10月6日の一般公募に応募した1,745件のなかから、庁内の名称候補選考委員会の選考を経て、知事が決定したもの。
 種苗法には、福井県が昭和53年(1978)から「ナツホナミ」(越南112号、水稲農林249号)を登録している。

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