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相場

スポット取引会の上場5か月ぶり増も成約結果次第

 米穀のスポット取引業者㈱クリスタルライス(東京都中央区)は4月2日、取引会の開催に伴い、その上場概要を明らかにした。
 それによると上場数量は9,622.50tで、前回比+25.3%、前年比+125.9%と増加に転じた。上場数量の前回比増は、昨年10月30日以来、5か月ぶり。
 加重平均上場(売唱え)価格は60㎏23,009円で、前回比▲1,462円、前年比▲23,522円。まるで下落したかのように見えるのは、加重平均ゆえのマジック。下がり遅れていた高級銘柄の売り物に寄っただけのことで、全般にはむしろ他のスポット市場と同様、反転上げ基調にある。
 したがって他のスポット市場への影響は、成約結果次第ではあるのだが…。高値で仕入れた在庫が捌けていない大手業者が参加する可能性はほとんどなく、中小業者も未だ「お腹いっぱい」の状態。約2週間後の4月14日には〝最注目の先行指標〟(令和8年産政府備蓄米買入入札における予定価格=上限価格)が判明することが分かっているのだから、いくら相対価格に比べれば遙かに安価なスポット玉でも、上げ基調にある時期に〝買い〟意欲が増すとは考えにくい。4月14日を待ってから仕入れても、需要期のGWには間に合うと判断するのが普通の感覚なのではなかろうか。
 仮に今回の成約が芳しくなかった場合、再びスポット相場の下落を招きかねない。

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