パナソニック㈱(東京都港区)は7月16日、可変圧力IHジャー炊飯器「ビストロ」(X9Dシリーズ)を発表した。9月上旬から発売する。5.5合炊きの「SR-X910D」と1升炊きの「SR-X918D」の2タイプで、色はブラックとライトグレージュの2種。いずれも価格はオープン。月産5,400台の予定。独自の圧力技術「Wおどり炊き」と「ビストロ匠技AI」の制御技術によって、「新米も、精米後時間が経過した古米も、甘みを引き出し、おいしいごはんに炊き上げる」という触れ込み。
独自技術の「急減圧バルブ」により、加圧状態から急減圧させることでエネルギーが放出され、「爆発的な沸騰が起こる」。その「沸騰の泡が米と米のあいだに隙間を作ることで、お米一粒一粒を素早く均一に加熱」、これにより「甘みを引き出し、ふっくら炊きあげる」のが「Wおどり炊き」。
従来のセンサーに加えて「リアルタイム赤外線センサー」を新搭載することで、「ビストロ匠技AI」の精度を向上。約9,600通りのなかから最適な火加減・圧力加減を自動で調整することで、「Wおどり炊き」の火力・圧力の制御を可能とした。これにより「従来比で約8%、甘みを引き出すことが可能になった」としている。また「ビストロ匠技AI」は米の含水率を検知し、自動で「Wおどり炊き」の炊き方を調整するため、「精米から時間が経った古米でも、炊き上げることができる」という。
パナソニックがIHジャー炊飯器「ビストロ」新製品
