農林水産省は8月1日、令和7年産水稲の超早場米7月15日現在作柄を発表した。といっても平年と比べた作況指数の公表を廃止したため、単収(10aあたり収量)の前年比見込み、それも幅を持たせた文字情報に過ぎない。それによると、徳島、宮崎、鹿児島の早期栽培は前年を「やや上回る」、耕地の早期栽培は「前年並み」、沖縄の第1期稲は前年を「やや下回る」と、概ね良好で、統計部では「今年の主食用米の生産見込み(前年比+56万t増)に向け順調なすべり出し」と表現している。
作付面積のデータが普通作・第2期稲を含む全県ベースしかないため、仮にこれを当てはめてみると、西南暖地5県の令和7年産主食用米収穫量は、以下の通り+4~18%の幅で増加する見通しとなった。
