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調査統計

約半数が5㎏3,500円以上でも「新米を購入したい」

 我が国唯一の米現物市場「みらい米市場」の最大出資者である(公財)流通経済研究所(東京都千代田区)は8月4日、「備蓄米に関する消費者調査」結果を公表した。それによると、約半数が5㎏3,500円以上でも「新米を購入したい」と回答しており、「新米への期待の高さがうかがえる」と指摘している。
 調査は8月1~2日、「米を週1回以上食べる」「米を半年に一度以上購入する」大都市圏の消費者1,132人を対象にWEB上で実施したもの。

◆ 政府備蓄米の購入経験は4割弱。これから新米が出回るまでの間に最も購入したいのは、わずかな差ながら、5㎏4,000円台の「銘柄米」、2,000円台の「随契米」、3,000円台の「ブレンド米」の順となった。

◆ 価格にこだわる消費者は「随契米」、価格と味のバランスを重視する消費者は「ブレンド米」、味にこだわる消費者は「銘柄米」を支持する傾向にある――という当然といえば当然の結果がとなった。

◆ 政府備蓄米に対する味の評価は、これまた当然ながら年産が古ければ古いほど評価が低くなる結果となっている。

◆ 政府備蓄米に対する味の評価がネガティブな消費者ほど、ブレンド米や銘柄米へのシフト傾向がみられた。

◆「新米を買いたいと思う価格」は、「3,000~3,500円」、「3,500~4,000円」、「3,000円未満」、「4,000円以上」の順で、この4価格帯がほぼ拮抗する結果となった。

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