亀田製菓㈱(新潟県新潟市)はこのほど、増収増益の令和8年(2026)3月期第1四半期業績決算を公表した。海外関連会社を連結子会社化したことで、持分法による投資利益の減少が経常減益を招いたものの、同じく連結子会社化に伴う段階取得差益が最終益(四半期純利益)の18倍増益をもたらしている。
\ | 売上高 (前期比 増減率) | 営業 利益 (前期比 増減率) | 経常 利益 (前期比 増減率) | 四半期 純利益 (前期比 増減率) |
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令和8年(2026)3月期 第1四半期業績 | 338億73百万円 (+40.8%) | 16億04百万円 (+49.3%) | 14億98百万円 (▲26.7%) | 219億87百万円 (+1,745.0%) |
令和7年(2025)3月期 第1四半期業績 | 240億66百万円 (+8.3%) | 10億74百万円 (+53.5%) | 20億44百万円 (+38.1%) | 11億91百万円 (+49.3%) |
令和8年(2026)3月期 通 期予想 | 1,375億00百万円 (+33.2%) | 70億00百万円 (+27.3%) | 72億00百万円 (+4.1%) | 242億00百万円 (+972.2%) |
主力の国内米菓事業は、売上高176億49百万円(+4.1%)、営業利益9億96百万円(▲9.2%)の増収減益。「ハッピーターン」と「無限」シリーズの売上が前年同期を下回った一方、「亀田の柿の種」「亀田のつまみ種」「こつぶっこ」「枝のこだ割り」の売上が前年同期を上回った。だが減益となったのは、原材料価格の高騰を値上げに反映するのが次の四半期にズレ込んだため。